UHSI → USEK 松輪島

根室海峡からカムチャツカ半島南端まで連なる千島列島の、中央から少々北寄りに、松輪島(ロシア名マトゥワ島)という無人島がある。Wikipediaによると、第二次世界大戦時、旧日本海軍がこの島の南東部に飛行場を建設している。終戦後、松輪島を含む千島列島は旧ソ連・ロシアが実効支配しているが、ロシア語版Wikipediaによると、2016年から2017年にかけてロシア軍と科学者グループを含む大規模な観測隊が松輪島に派遣され、その際に「一時的な飛行場」(временный аэродром)が建設されている。Googleマップで見ると、島の南東部に、滑走路番号やセンターライン等のマーキングが施された、「一時的」なわりにはそれなりに整った滑走路が東西に一本と、その東端あたりから南東方面に伸びる、かつては滑走路だったと思われるが現在は木が生えていて離着陸には使えない空き地が見える。

MSFSの松輪島には、上記二本の滑走路が実装されていて、ICAOコードUSEKが割り振られ、「Severo-Kuril’sk Airport」という名前が付いている。現実世界の松輪島の滑走路にはICAOコードは割り振られていないし、USEKに該当する空港も存在しないし、セベロクリリスク( Severo-Kuril’sk )は千島列島の北端にある町の名前である。

そんなわけでフライトプラン。

滑走路13から離陸。風向き37から風速26ノット。

上昇。

巡航高度。真っ白で何も見えない。

降下。目的地まで50nmになってから降下を開始したが、少し遅すぎた感があった。80nmか100nmくらいが良いかもしれない。

滑走路視認。Googleマップで見たのと違い、草地の滑走路である。

風向きから滑走路9を選択し、トラフィックパターンを回ってアプローチ。一回目は滑走路に正対できず、やり直し。

二回目はうまく合い、ファイナル。

タッチダウン。

駐機場らしきところ。