インナーマーカーを過ぎると、南から北に横風が吹いている。滑走路9(東向き)に進入しているので、右からの横風になる(垂直尾翼が右から押されて機首は右を向き、機体は右から押されて左に流れる)。この横風に対抗するため、Zキーで左ラダーを使って機首を左に戻し、右に少しバンクさせて右からの風に対抗する。FSXのKing Air 350では右ラダーを使ってバンクは水平に保つ、いわゆるクラブで横風着陸していたのだが、Su-25Tでクラブをとるとピラーが邪魔で滑走路が見づらくなった。軍用機は民間機より視界が広いって印象だったんでちょっと意外ではある。ピラーの陰に敵がいたらどうするんだって疑問は残る。
このトレーニング中に、次のウェイポイントを選択するためにCtrl+`キーを押す手順があるのだが、日本語キーボードだと入力できないので、別のキーに割り当てておく。対象は[Modes]-[Next Waypoint, Airfield Or Target]で、今回はCtrl+@キーに割り当てた。
ブリーフィング。
このレッスンでは、飛行場まで飛行する方法と着陸の仕方を学ぶ。今回はENROUTE(МРШ)、RETURN TO BASE(ВЗВ)、LANDING(ПОС)の三つのナビゲーションモードを使う。これらのサブモードは、割り当てられた飛行経路のしかるべき位置で自動的に切り替わる。手動で切り替えることもできるが、このレッスンでは自動切り替えを使用する。
HSIのすぐ上に、姿勢指示器(Attitude Director Indicator、ADI)がある。この計器は上半分が白、下半分が黒の球からなり、中央に飛行機を模した白い図形がある。この飛行機図形は実際の機体のロールに伴って傾き、ADIの球体は機体のピッチに伴い回転する。機首が水平線の下を向いているとき飛行機図形の中央は球体の黒い部分に入り、機首が水平線の上を向いているとき飛行機図形の中央は球体の白い部分に入る。