Su-25T TRAINING: KMGU Submunitions Dispenser

KMGUクラスター爆弾。「submunitions dispenser」を直訳すると「子爆弾投下器」くらいの意味で、通常のクラスター爆弾と違いKMGUごと投下するわけではないのだが、わかりづらいので便宜上クラスター爆弾としておく。

ブリーフィング。

前のレッスンで使った無誘導爆弾の他に、KMGUクラスター爆弾も使用できる。今回は、AO-2.5RT子爆弾を12個収納したクラスター爆弾を4発使用する。

クラスター爆弾は、車両の隊列や滑走路のような細長い目標を破壊するのに効果的な兵器である。

レッスンはポーズされた状態で始まる。

Vキーを繰り返し押して、兵装制御パネルでСЕРИЯ КМГУ-МБДを選択する。これはKMGUクラスター爆弾と複数投下ラック(Multiple Ejection Rack、MER)用の特殊なモードで、KMGUの子爆弾は2秒間隔で、MERの爆弾は0.3秒間隔で投下される。これにより子爆弾を広い範囲にばら撒くことができる。実は今回何度かトレーニングに失敗してやり直す際に選択を忘れてしまい、このモードは使用していないのだが、1トリガーあたりの投下数の設定がПО 1なので変化はないと思われる。

スペースキーを押すとポーズが解除される。

最初の一回目だけСЕРИЯ КМГУ-МБДに設定した。

目標に接近したら7キーで空対地モードにする。

700~750km/hで枠を通過する。

空対地モードにすると、HUDに爆撃照準が表示される。今までと同じように、照準を目標にあわせる。高い速度を維持しておくと、低高度からでも効果的な爆撃ができる。

CCIPまたはCCRPのどちらを選択しても良い、とのことだが、ここから上昇して急降下してCCIPモードで爆撃するのは困難と思われる。

目標の車列に赤スモークが焚かれている。

目標にまっすぐ接近し、キャニスターのドアが開く時間を考慮に入れて、照準を車列のやや手前にあわせる。CCIPの場合は浅めの降下が必要とのこと。

ここの照準がかなりシビアで、ちょっとずれただけでミスになってしまう。道路の右縁を狙ってようやく当たり判定が出た。

赤スモークの先に緑スモークが湧き、そちらを狙う。

Uターンして、さっきの緑スモークの取りこぼしを潰す。

さらに戻って、最初の赤スモークの取りこぼしを狙ったのだが…

ここで投下した子爆弾が…

自分に当たってしまう。尾翼破損。

墜落。

当たり判定直前。投下した爆弾より先に降下すれば当然こうなる。

当たったあと。

投下した子爆弾はいちおう目標に当たっている模様。

Su-25T TRAINING: CCRP Mode, Unguided Bombing

投下位置連続計算(Continuously Computed Release Point、CCRP)モードによる無誘導爆撃。

ブリーフィング。

今回のレッスンでは、CCRPモードでの爆撃を学ぶ。前回学んだCCIPモードでは、爆弾投下の瞬間に照準を目標にあわせる必要があったが、今回のCCRPモードでは、目標が視界の外にあっても爆弾を目標に落とすことができる。

前回と同じく枠にあわせて飛行する。

7キーを押して空対地モードにする。

CCRPモードの爆弾投下の設定方法はCCIPモードと同じ。前回と違い教官からは設定変更の指示がないので、設定はПО 1(1トリガーで1ラック投下)のЗАЛП(全弾同時投下)となる…はずなのだが、本レッスンの初回爆撃に限りなぜか2ラック分投下されている(後述)。

目標まで枠を通過して飛行する。

真正面の湖岸に赤スモークが焚かれた爆撃目標がいる。

照星を目標にあわせ、トリガーを引いたまま(スペースキーを押したまま)にする。一度のトリガーで複数の爆弾を投下するように設定した場合は、目標のやや手前に照準をあわせると、連続投下した爆弾が目標の前後に着弾するようにできる。

照準を目標にあわせてトリガーを引いたままにすると、目標上に菱形が表示される(二つ下の画像参照)。この菱形は、指定されたCCRP投下位置を示している。

目標に接近しつつ、枠を通過するように飛行し、照星(菱形?)はHUD中央部のピッチ・バンク角インジケーター最上部の垂直線にあうように(真下になるように?)する。トリガーはまだ引き続ける。

投下位置に近づくと、HUD左端の投下までの残り時間表示の矢印が上から下に移動する。矢印がいちばん下に到達し爆弾が投下される直前に、短いビープ音が鳴る。

ちなみにトリガーを引いた状態で機首を起こすと菱形にバツ印が表示されるが、意味はあまりないっぽい。

ビープ音の後、兵装ステーションから爆弾が解放される音がする。前述のとおり、1ラックから投下する設定なのに、2ラック分投下されている。

着弾。画像ではわからないが、カメラの直近に着弾したらしく、滅茶苦茶ブレまくりだった。

FAB-100の場合、投下直前まで目標を狙って降下し、投下後に機首を起こして上昇しても問題ない。

次に緑スモークを狙う。

投下。

今度は設定どおり1ラックのみから投下された。

手前に外れた。

雲の中に入ってしまい自分の位置を見失うも、F10で戦域マップを見るチート技を使って戦場に復帰。スモークが切れた後、明るい枯草色の上にいる車両群を目視で狙う。

明らかに手前を狙いすぎ。

投下。

着弾。全弾同時に投下する設定になっているのだが、着弾地点はわずかにずれている。

このフライトではFAB-500がうまく投下できなかったのだが、何回か試してみたところ、どうやらFAB-500には(FAB-100もかもだが)投下下限高度が設定されているらしく、それを下回ると投下できない模様。しかし高度が高すぎると目標車両を視認できないので、高度を下げて目標に照準をあわせてトリガーを引いた後、急上昇して投下可能高度まで上がる操作が必要になる。下の画像はトリガーを引いたまま上昇し、FAB-500が自動投下された瞬間。

奥に外れ、小破のみ。

右端の上昇開始直前の場所でトリガーを引き、その後上昇しつつFAB-500を自動投下している。

なお、CCIPとCCRPは迎え角に応じて自動で切り替わる模様。40°以上で降下すればCCIP、それ以下の水平飛行ではCCRPが自動で選択されるとのこと。

DCS Worldのリプレイ

リプレイに関するあれこれ。

フライト後のデブリーフィング画面で[SAVE TRACK]をクリックして、リプレイ用のTrackファイルをセーブする。なお、左の[WATCH TRACK]をクリックするとすぐにリプレイできるのだが、自分の環境ではDCS Worldを再起動しないとリプレイ中にビューの切り換えができないバグがあり、いったんセーブしてからにする。

メイン画面の[EXIT]で終了してから再起動。

[REPLAY]をクリック。

セーブしたファイルを選択して[OK]をクリック。

フライト時と同じブリーフィング画面が出る。[FLY]をクリック。

フライト時と同じくトレーニングが始まる。

F2キーを押すと、外部ビューに切り替わる。

F11を押すと、空港ビューに切り替わる。

空港ビューは複数あり、F11を押すたびに次のビューに切り替わる。

この空港ビューはWASDキーとマウス、テンキーを使って移動することができるのだが、自分が現在いる場所にフリーカメラを設定することもできる。まず、F1またはF2でビューを自機に戻す。今回はF2で外部ビューに戻した。それから、Ctrl+F11キーを押すと、現在の位置にフリーカメラが設定される。

WASDキーとマウス、テンキーでカメラを移動できる。

移動中もトレーニングは勝手に進むので、ESCキーで止めてから、爆撃目標地点までカメラを移動する。

[RESUME]でトレーニングを再開すると、爆撃目標の車両が湧いて赤スモークが焚かれる。リプレイは左Ctrl+Zキーを押すと早送り、左Alt+Zキーでスローにできる。繰り返し押せばそれだけ早く・遅くなる。左Shift+Zキーを押すと標準速度に戻る。巻き戻しはできない。あと今回はESCキーでポーズしたが、Pauseキーを使えばメニュー表示なしでポーズできる。

車両直近にカメラを移動して待機。

着弾。車両二台にcritical damage。

車両は炎上すると、しばらくしてから爆発を起こしてdestroyedになることがある(必ずかは不明)。

次はこちらの緑スモークを狙ったのだが、これは外したので少し遠くにカメラを設置する。

F2キー等で他のビューに切り替えてから、再度F11キーでフリーカメラに戻すことができる。

着弾。カメラから見て奥から手前に飛行しつつ投下し、自機から見て奥に外れた。

ビューはけっこうたくさん種類がある。F3の固定ビュー。動画だと見映えがあるが静止画だといまひとつ。

F4のリアビュー。

F10の戦域マップビュー。

急旋回。バンクを垂直までとると墜落しやすいんでこれくらい。

三回目のチャレンジ、と行きたかったのだが…

ここでスモークが切れてしまった。

この画像で拡大してよく見るとそこかしこに車両が見えるのだが、飛行中に見つけるのはちょっと無理だった。

そんなわけでこのトレーニングはここで終了。

Tacview、一度目の爆撃の着弾直前。

二度目の爆撃の着弾直前。こうしてみると降下角度が浅く、少しの照準のずれで着弾点が大きくずれてしまっているのがわかる。あと、よく見るとFAB-100が四個投下されている。前の方の画像で翼の下をよく見ると、一つのラックにFAB-100が二個装備されており、一度のトリガーで二つのラックの爆弾を投下する設定だと四個同時に投下されることになる模様。

Tacviewの購入とインストール

フライト解析ツールのTacviewを購入。

まず公式サイトにアクセスし、[buy]をクリック。なお、21日間の無料体験期間があり、その後も機能縮小版が使用できるようなので、それで良い場合は購入手順をスキップしてダウンロードに進む。

[Buy Now!]をクリック。

[Tacview Standard]のボタンを選択し、個数が1になっていることを確認して、[今すぐ注文]をクリック。

連絡先情報を入力して[次へ]をクリック。[お名前(フルネーム)]は、姓と名の間に半角スペースを入れないと「入力された姓(ラストネーム)は有効ではありません。」と言われてしまうので注意。

クレジットカード情報を入力し、[I Agree]と[私は利用規約とプライバシーポリシーに同意します]にチェックを入れて、[注文の完了]をクリック。

下の黄色いところにプロダクトキーが表示されるので、なくさないように保存しておく。なお、プロダクトキーはメールでも送信される。下のURLをクリックするとインストーラーがダウンロードされる。

ダウンロードしたインストーラーを起動すると、セキュリティの警告が表示される。[実行]をクリック。

ユーザーアカウント制御の画面が出たら[はい]をクリック。

インストーラーの画面が表示される。[Install]をクリック。

インストールが完了したら、Tacviewを起動する場合は[Launch Tacview]、いったん終了する場合は[Quit]をクリック。

終了した場合は、スタートメニューから[Tacview]-[Tacview]で起動できる。

初回起動時はこんな画面になる。プロダクトキーを入力するため、鍵アイコンをクリック。

プロダクトキーを入力し、PCの全ユーザーにTacviewの使用を許可する場合は[Register System](自分専用のPCの場合はこちら)、共有PC等で現在ログインしているユーザーのみにTacviewの使用を許可する場合は[Register User]をクリック。

ユーザーアカウント制御の画面が出たら[はい]をクリック。

プロダクトキーの登録が完了する。[OK]をクリック。

初回起動時に表示されるショートカットキー一覧は、F1キーまたは[?]アイコン-[Controls List]で表示できる。とりあえず閉じておく。

Tacviewが起動していれば、DCS Worldのフライトはすべて自動で記録される。リプレイもフライトとして記録されてしまうので、リプレイ時はTacviewを終了させておく。Tacviewがインストールされていれば、起動していなくても DCS Worldのフライトはリプレイも含めすべて自動で記録される。 記録を止めるには、[OPTIONS]-[SPECIAL]-[Tacview]で「Flight Data Recording」の[Enabled]のチェックボックスを外す。

今回はとりあえずCCIPモードの無誘導爆撃トレーニングをやってみた。

フライト後、[File]-[Open]をクリック。

フライトの記録は「ドキュメント」フォルダーの「Tacview」フォルダーに.acmi拡張子で保存される。該当ファイルを選択して[開く]をクリック。

ファイルを開くとこのような画面になる。中央の「Su-25T (New callsign)」が自機。

マウスホイールで拡大すると、トレーニングで見たおなじみの貯水池がある。なお、Googleマップの口コミによると、このОтказненское貯水池は既に干上がって森になってる模様。

地図の下の再生バーとコントロールボタンで記録を再生できる。

再生バーにある二つの青マークのうち、左は爆弾投下、右は着弾を示している。下の図が投下直前の様子。

投下すると、爆弾が表示される。よく見ると二個重なっているのがわかる。

着弾。一台撃破、二台目は大破。ここでグリーンスモークの追加車両が出現した。

マウスの左ボタンをホールドしてぐりぐりドラッグするといろいろな角度から飛行経路を見ることができる。

詳細な使い方はまた別途。

Su-25T TRAINING: CCIP Mode, Unguided Bombing

命中位置連続計算(Continuously Computed Impact Point、CCIP)モードによる無誘導爆撃。ここからいよいよコンバットフライトシムらしいトレーニングになる。

ブリーフィング。

このトレーニングで使用するキーがブリーフィングの一枚目の画像のSITUATIONのところに記載されているのだが、Weapon releaseのスペースキーと、あと記載されていないがWeapon ChangeのDキーはExtreme 3D Proにもデフォルトで設定されている。

このレッスンでは、CCIP無誘導爆撃を行う。Su-25Tで使用可能な無誘導爆弾はFAB-100、FAB-250、FAB-500、RBKクラスター爆弾、およびBetAB貫通爆弾である。今回は、2ラック(おそらく2対4発)のFAB-100爆弾と、より大きいFAB-500爆弾を1対(おそらく2発)使用する。FAB爆弾は爆発性が高い弾頭を持ち、名前の数字は爆弾の重量をキログラムで表している。

レッスンはアクティブポーズで始まる。

まず、空対地モードを選択するため、7キーを押す。

HUDから航行情報が消えて爆撃用の表示に切り替わる。

Dキーを押して武器を切り換える。

計器盤の中央下の兵装パネルに武器の状態が表示される。いちばん上が飛行機の翼を模した図形になっている。その下の黄色いランプは兵装ステーションを示し、武器が搭載されていれば点灯する。そのさらに下の緑のランプは現在選択されている武器を示している。

兵装パネルの右上の「Б」は、現在選択されている武器が爆弾であることを示している。この 「Б」 はHUDの右下にも表示されている。

Dキーをさらに押すと緑色のランプ表示が変わる。

左Ctrl+スペースキーを押すと、トリガーを引いたときに投下される爆弾の個数を変更できる。押すたびに、計器盤左下の兵装制御パネルの右側のつまみがПО 1 – ПО 2 – ПО 4 – ВСЕと切り替わる。それぞれ爆弾を1個、2個、4個、全部、投下する。教官の指示に従い 左Ctrl+スペースキーを一回押すと、トリガーを一度引くと爆弾が2個投下される設定になる。

Vキーで投下間隔を設定できる。押すたびに、兵装パネルの左側のつまみがЗАЛП – 0.1 – 0.2 – 0.3 – 0.4 – СЕРИЯ КМГУ-МБДと切り替わる。 ЗАЛП では投下する爆弾が一度に投下され、0.1~0.4はそれぞれ0.1秒~0.4秒の間隔で投下される。 СЕРИЯ КМГУ-МБД は特殊なモードで取説参照。

教官の指示に従いVキーを一回押すと、投下間隔は0.1秒に設定される。一度のトリガーで2個投下するので、初弾を投下した0.1秒後に二弾目を投下することになる。

以上が爆弾投下の基本的な設定となる。次に、CCIPモードで爆弾を目標に投下する方法を学ぶ。

飛行訓練で学んだとおり、前方にある枠を通って飛行する。

スペースキーでポーズを解除する。

空対地モードになっていなかったら7キーで空対地モードにする。

中央に照星の点がついた円がHUDに表示される(もっと拡大しないと照星は見えづらい)。これが爆撃照準で、爆撃の狙いを定めるのに使う。正しい爆弾投下状態(HUD上に投下可能指示が表示されている状態)であれば、投下した爆弾は爆撃照準が示す場所に着弾する。

HUDの左端には射程目盛りと、現在の距離を示す矢印が表示される。

HUDの左下には「ОПТ ЗЕМЛЯ」と表示され、目視爆撃モードであることを示している。

右下の「 Б 」は、現在爆弾が選択されていることを示す。

前方下方に赤いスモークを焚いた爆撃目標の車両群がある(画像では飛行機の下に隠れて見えない)。ここに狙いを定める。

次の枠を過ぎたら、すぐに目標に向けて急降下する。

HUD右端のピッチ目盛りで50~60度の角度で急降下する。赤いスモークを焚いている目標に爆撃照準が合うように飛行機を操縦する。

スロットルを絞りBキーで空力ブレーキを展開して対気速度を制御する。

爆撃照準を目標にあわせる。爆撃照準上部から直線が表示され、「ПР」がHUD下部に表示されたら、スペースキーを押して爆弾を投下する(2つ下の画像参照、ただしこの画像では投下は可能だがまだ照準があっていない)。

教官の説明にはないが、爆弾を投下したら直ちに機首を起こして空力ブレーキを収納しスロットルを全開にする。

爆弾が命中すると右下に与ダメが表示される。画像の状況だと、初弾が一台目に直撃または至近に着弾して破壊、二台目に53%のダメージを与えた後、二発目が二台目を完全に破壊、といったところだろうか。ブリーフィングのKNOWN THREATSではM939トラックと表示されていたが、ここではM818トラクタートラックになっている。

当初の目標の車両二台をすべて撃破すると、緑のスモークで追加目標が出現する。それを狙って爆撃を続行するか、またはESCでレッスンを終了する。

軍用機だから旋回時は垂直までバンクしてエレベーターを上げて急速旋回、ラダーで機首の上下調整、などするのだが、ちょっとミスると失速して回復不能のスピンに陥り墜落してしまう。

デブリーフィング。10回かそこら失敗した末にようやく成功できた。

Su-25T TRAINING: Landing – Difficult

難しい着陸。説明に「under poor conditoins」とあるが、夜間に暗めの滑走路へ横風着陸という内容。難易度は高めで、16回ほど試して墜落9回、機体破損7回、まともな着陸0回という結果だった。

ブリーフィング。

Nav WindにAt GRND 5m/s, 347° Meteo 167°とあるが、後で教官が「南から北への風」と言っているので、風向きはおそらく167。

前々回と前回のレッスンでは、理想的な条件下での基本的な操縦と着陸について学んだ。今回は、これまでのレッスンがしっかり身に付いているかどうか、嵐の夜に飛行場を探し出して着陸することでテストする。「楽しそうだろ?w」とのこと。

まずLキーを押してコックピットの照明を点灯する、と言っているのだが、既に点灯しているので、二回押して消して再点灯する。

現在ENROUTEモードだが、最終目的地が飛行場に設定されていないので、1キーを押してRETURNモードにする。(画像はLキーを一回しか押していないので真っ暗になっている)

前回のレッスンで学んだとおり、HUDの右下に飛行場IDが表示されている。21はBeslan飛行場。「ゲーム内でいちばん小さい滑走路を、わざわざ君のために見つけてあげたんだよw」とのこと。他の飛行場を選びたい場合は、左Ctrl+`(変更してある場合はそのキー)を繰り返し押して好みの飛行場を選択できる。飛行場IDの一覧は、Su-25Tの取説のp62「Aerodrome IDs」に1~21まで、ICAOコード付きで記載されている。レッスンはとりあえず21のまま進む。

これまでに学んだ、HUDとADIを使った操縦方法を生かして、指定された帰投コースを辿ってBeslan飛行場のILSに会合する。

降下に従い速度が上がり過ぎたら、Bキーで空力ブレーキを忘れず使用する。

前回のレッスンで使用したロシア製ILSは、すべての飛行場に設置されているわけではない。Mozdok、Krymsk、Maykop、Krasnodar-Center飛行場にはロシア製のILSが設置されている。しかし、Beslan飛行場のはロシア製ではない。このため、HUDにはILS表示はされない。

しかし、HSIの中央には点線の十字線が描かれていて、実線の縦棒と横棒もついている。この点線の十字線と実線の縦横棒が、グライドスロープ・ローカライザーと飛行機の位置関係を示している。

実線の横棒(グライドスロープ)が点線より下にある場合、飛行機はグライドスロープの上にいる。実線の横棒が点線より上にある場合、飛行機はグライドスロープの下にいる。

実線の縦棒が点線より左にある場合、飛行機を左に寄せる必要がある。右の場合は右に寄せる。常に縦横棒の方向に飛行する必要がある。

まとめると、点線が飛行機の位置をあらわし、実線の縦横棒がILSのグライドスロープ・ローカライザーということになる。

なお、下の画像では目標高度279に対し205でグライドスロープの下を飛行中と思われるが、HSIの横棒は下にあり、説明と矛盾している。まぁ深く考えないことにする。

インナーマーカーを過ぎると、南から北に横風が吹いている。滑走路9(東向き)に進入しているので、右からの横風になる(垂直尾翼が右から押されて機首は右を向き、機体は右から押されて左に流れる)。この横風に対抗するため、Zキーで左ラダーを使って機首を左に戻し、右に少しバンクさせて右からの風に対抗する。FSXのKing Air 350では右ラダーを使ってバンクは水平に保つ、いわゆるクラブで横風着陸していたのだが、Su-25Tでクラブをとるとピラーが邪魔で滑走路が見づらくなった。軍用機は民間機より視界が広いって印象だったんでちょっと意外ではある。ピラーの陰に敵がいたらどうするんだって疑問は残る。

接地したら、Pキーでドラッグシュートを開き、Wキーで車輪ブレーキをかける。なお、海外掲示板では横風着陸時はドラッグシュートの使用はなるべく控えたほうが良いという意見もある。

墜落せず着陸しても機体を壊してしまうと、「こりゃあ地上クルーが大変だねぇ」と嫌味を言われる。

後ろを見ると炎上している。これはまぁ確かに後片付けが大変かもしれない。

着陸に失敗すると当然爆発して終わる。

アナログコントローラー導入後はFSXやMSFSではどんな悪条件下でもだいたい着陸できてたんで、これだけ失敗したのはキーボードだけでプレイしてた頃以来ではある。きっちり着陸できなかったのはちょっとばかりモヤモヤが残るが、まぁこれは置いておいてとりあえず先に進む方が楽しいかなぁと。

Su-25T TRAINING: Landing – Easy

簡単な着陸。

このトレーニング中に、次のウェイポイントを選択するためにCtrl+`キーを押す手順があるのだが、日本語キーボードだと入力できないので、別のキーに割り当てておく。対象は[Modes]-[Next Waypoint, Airfield Or Target]で、今回はCtrl+@キーに割り当てた。

ブリーフィング。

このレッスンでは、飛行場まで飛行する方法と着陸の仕方を学ぶ。今回はENROUTE(МРШ)、RETURN TO BASE(ВЗВ)、LANDING(ПОС)の三つのナビゲーションモードを使う。これらのサブモードは、割り当てられた飛行経路のしかるべき位置で自動的に切り替わる。手動で切り替えることもできるが、このレッスンでは自動切り替えを使用する。

詳細な説明をする間、レッスンはポーズされている。

このレッスンでは、ENROUTEモードを使ってウェイポイントへ飛行する方法と、RETURN モードおよびLANDINGモードに自動で切り替える方法を学ぶ。

HUDの左下に「 МРШ 」と表示されているが、これは現在ENROUTEモードであることを示している。このモードは、前回のレッスンでも使用したとおり、ウェイポイントからウェイポイントへ順に飛行するモードである。ただし、今回のレッスンでは手動選択を試してみる。現在のウェイポイントは出発地点の0で、HUDの右下に0と表示されており、そこへの距離は0.0kmである。

左Ctrl+`キー(または変更したキー)を押してウェイポイント1を手動選択する。

HUDの右下に1と表示され、距離が8.6kmになる。

Ctrl+`キーをもう一度押してウェイポイント2を選択する。

ウェイポイント2までの距離15.5kmが表示される。

前のレッスンで学んだとおり、選択したウェイポイントの方向がHSIの黄色い矢印で、飛行するべき方向が二重の白い矢印で、それぞれ示される。

HSIのすぐ上に、姿勢指示器(Attitude Director Indicator、ADI)がある。この計器は上半分が白、下半分が黒の球からなり、中央に飛行機を模した白い図形がある。この飛行機図形は実際の機体のロールに伴って傾き、ADIの球体は機体のピッチに伴い回転する。機首が水平線の下を向いているとき飛行機図形の中央は球体の黒い部分に入り、機首が水平線の上を向いているとき飛行機図形の中央は球体の白い部分に入る。

ADIの中央部の二本の黄色い線は、ウェイポイントまでの針路を示す補助となる。垂直線は針路を維持するのに必要な左右の操舵を示している。黄色の垂直線がADIの中央にあれば、針路上を正しく飛行している。左右どちらかにずれていたら、その方向に操縦桿を倒し、垂直線が中央になるように調整する。

黄色の水平線は昇降方向の操舵を示している。ADIの中央にあれば、正しい昇降コースを飛行している。黄色の水平線がADIの下半分にあったら、操縦桿を押して中央に持ってくる。ADIの上半分だったら、操縦桿を引く。

ADIの上端と左端には、針路と昇降のずれを示す目盛りがある。実際の針路のずれが大きくなると、目盛り上の線のずれも大きくなる。

スペースキーを押すとポーズが解除され、ウェイポイント2への飛行訓練が開始される。

まず、ウェイポイント1から2へ進むコースの直線に会合する必要がある。ADIの線とHUDの円は同じ情報を示している。ADIの線を中央に持ってくるように操縦するか、またはHUDの円を中央に持ってくるように操縦するか、どちらを選んでも良い。

また、ウェイポイントに指定された対気速度と高度は、HUDの現在の対気速度と高度の上に小さい文字で表示されている。

急降下気味だがウェイポイント2に到達。次のウェイポイントは自動的にウェイポイント3に切り替わる。

速度400km/h前後でウェイポイント3まで針路上を飛行する。

最後のENROUTEウェイポイントに到達すると、自動でRETURNモードに切り替わり、HUD左下に「 ВЗВ 」と表示される(画像では見えないが)。HUDとADIはILSに会合するための情報を表示する。

HUDの右下には飛行場リターン番号が表示される(やはり画像では見えないが)。Mozdok飛行場の場合は17。

指定されたRETURN針路を飛行する。

ILSに会合すると、自動でLANDINGモードに切り替わり、HUDの左下に「 ПОС 」と表示される。 「 ПОС 」 の右に「K」が表示され(二つ下の画像参照)、ILSに会合したことを示す。グライドスロープに会合すると、上下逆さまになった「L」がHUD右下のウェイポイントの左に表示される( 二つ下の画像参照 )。

対気速度を400km/h以下に落とし、Gキーで着陸脚を下ろす。必要であればBキーで空力ブレーキを使う。

左Shift+Fキーでフラップを下ろす。

現在HUDには大小二つの円が表示されている。大きい円は針路を示し、小さい円はグライドスロープとのずれを示す。両方ともHUDの中央に来るように操縦する。

グライドスロープに乗ったら、ピッチで対気速度を、スロットルで姿勢を制御する。

アウターマーカー通過。対気速度は290~310km/h。画像は少し遅いうえにグライドスロープの下に降下している。

インナーマーカー通過。対気速度250~270km/h。高度と速度は持ち直した。少々右にずれている。

滑走路端を通過(実際にはまだ先だが)。電波高度計が5mになったら、スロットルをアイドルまで絞り、フレアをかけて、HUD右端の降下速度が1~2m/sになるようにする。

車輪が全部接地して速度が250km/h以下になったら、Pキーを押してドラッグシュートを開く(今回はこれに気付かず開かなかった)。

Wキーで車輪ブレーキをかけ、機体を完全に停止させる。

無事着陸成功。ESCキーでレッスン終了。

デブリーフィング。

Su-25T TRAINING: Basic Flight Controls and Navigation

基本的な操縦とナビゲーション。

ブリーフィング。

このレッスンでは、A地点からZ地点まで、途中の通過点も通過しながら飛行する方法を学ぶ。

レッスンはアクティブポーズ状態で始まる。

好みに応じて、Lキーでコックピット内の照明を点灯する。

対気速度はHUDの左上角に表示される。速度表示の下に短い横線が表示されていて、その下に△マークが表示されているが、この三角が左にある時は減速中、中央にある時は定速、右にある時は加速中を意味する。対気速度の上に小さい数字が表示されている場合は、ナビゲーションモードでレグに設定された速度を表示している。

HUDの右上角にメートル単位の高度が表示される。右に「Р」(英語のR)が表示されている場合、電波高度計による対地高度が表示されている。上に小さい数字が表示されている場合は、そのレグでの目標気圧高度が表示されている。

HUDの中央部に表示されている円は、次のウェイポイントへのコースを示している。この円をバンクピッチインジケーターの中央に維持して飛行することで、次の目的地に到達できる。

計器盤の中央いちばん下に、コンパスのような見た目の水平位置指示器(HSI)がある。黄色の針が次のウェイポイントの方向を示し、左上に次のウェイポイントまでの距離がkm単位で表示される。右上には次のウェイポイントへの針路が表示される。白い二線の針が会合針路を表示している。次のウェイポイントの方向に正しく飛行していれば、黄色と白の針は重なった状態になる。

前方には通過するべき枠が表示されている。基本的な操縦操作は割愛。対気速度620km/h前後を維持すること。

準備ができたらスペースキーを押すとポーズが解除される。

枠をひとつ通過すると、次の枠が大きくなる。

速度が速すぎる場合は、スロットルを絞ってBキーで空力ブレーキをかける。

次の枠は左上にある。基本的な操縦操作は割愛。

次の二つは右下。

速度が上がると機首は上がり、速度が下がると機首は下がる。機首を水平に維持するには、トリムを右Ctrl+.キー(機首上げ)と右Ctrl+;キー(機首下げ)で調整する。

枠を通過していく。

HUDの下端中央に、次のウェイポイントまでの距離(画像では2.3)が表示される。水平位置指示器の左上角と同じ数値。

HUDの右下角に、次のウェイポイントの番号(画像では15番)が表示される。

Su-25Tには複数のオートパイロットモードがある。

高度維持:左Alt+1またはH
高度とロール維持:左Alt+2
水平飛行:左Alt+3
気圧高度維持:左Alt+4またはH
電波高度維持:左Alt+5
ルート追随:左Alt+6またはA

ルート追随モードに切り換えるため、左Alt+6キーを押す。

オートパイロットに切り替わる。

これでレッスンは終了。他のオートパイロットモードを試してみるか、またはESCキーでトレーニングを終了する。

デブリーフィング。

Su-25T TRAINING: Aircraft Start-Up, Taxi, and Takeoff

Su-25Tには15のトレーニングがある。最初はスタートアップ、タキシング、離陸。

なお、公式サイトからSu-25Tの取説がダウンロード可能。

ブリーフィング。

「Frogfoot」はNATO側のコードネームで、ロシア側の愛称は「Grach」(Грач、ミヤマガラス)。Su-25Tは非常に優秀な対地攻撃機で、戦場にある大抵のものを破壊することができるが、いろいろ吹き飛ばす前にまずスタートアップとタキシングの方法を学ぶ。

まず、右Shift+Lキーを押して電源を入れる。

電源を入れるとヘッドアップディスプレイ(HUD)が表示され、計器類が動き出し、ライトが点灯する。電源を入れたら、水平位置指示器のジャイロが調整されるまで3分待つ。それから、右Ctrl+Lキーで航法灯を点灯する。

左Ctrl+Cキーでキャノピーを閉じる。

スロットルが手前いっぱいに戻っていることを確認し、右Alt+Homeキーで左エンジンを始動する。

右Ctrl+Homeキーで右エンジンを始動する。

TVディスプレイの左下角の左下にエンジンゲージ(2針の円形の計器、針にそれぞれ「1」「2」とマークが付いている)があり、その下にライトが2つある。エンジンの始動が開始されると、そのライトが緑色に点灯し、稼働可能になるとライトが消える。

計器盤の左下に航空機を模したインジケーターがあり、フラップ、着陸脚、ブレーキの状態を表示している。左Shift+Fキーでフラップを離陸位置にする。

Page Up/Page Downキーでスロットルを調整し、タキシングを開始する。ブレーキはWキー。Z/Xキーで左右にステアリングできる。

突き当りを左折する。

HUDの左上角に速度がkm/hで表示される。タキシング中は10km/h前後を維持する(画像は80km/h出ているが)。ラダーを細かく円滑に使って誘導路の中央を進む。

Y字路を右に進む。

F2キーで飛行機を外から見ることができる。F1キーでコックピットに戻る。テンキーの*キーと/キーでズームイン/アウトできる。テンキーを使って視線を動かせる。

滑走路端に到着(実際の滑走路端は、ここを右折してしばらく進んだ先にある)。右折して滑走路に入り、滑走路に正対する。

滑走路に正対したら、スラストを最大まで開け、ラダーを慎重に使って滑走路の中央を維持しつつ滑走する。

ここが滑走路端。

HUD左上角に表示されている速度が250km/hになったら、操縦桿をゆっくり引いて機体を上昇させる。乱暴な操作は控える。

ちなみに画像ではまだ140km/hなのに既に姿勢を崩している。

離陸失敗。戦場で敵を吹き飛ばす前に自分が吹き飛んでしまった。

気を取り直してやり直し。今回は滑走路端から滑走を開始した。

今度は無事離陸。HUDの右上角に高度がメートルで表示される。ちなみに1,000ftは304.8m。HUDの上端中央、速度と高度の間には、飛行機の向きが表示されている。

上昇が安定したらGキーで着陸脚を収納する。

HUDの中央部にはピッチとロールが表示され、右端にはピッチ目盛りと昇降速度(m/s)が表示される。

左Ctrl+Fキーでフラップを上げる。

これでトレーニングは終わり。ESCキープで終了できる。

デブリーフィング。