命中位置連続計算(Continuously Computed Impact Point、CCIP)モードによる無誘導爆撃。ここからいよいよコンバットフライトシムらしいトレーニングになる。
ブリーフィング。
このトレーニングで使用するキーがブリーフィングの一枚目の画像のSITUATIONのところに記載されているのだが、Weapon releaseのスペースキーと、あと記載されていないがWeapon ChangeのDキーはExtreme 3D Proにもデフォルトで設定されている。
このレッスンでは、CCIP無誘導爆撃を行う。Su-25Tで使用可能な無誘導爆弾はFAB-100、FAB-250、FAB-500、RBKクラスター爆弾、およびBetAB貫通爆弾である。今回は、2ラック(おそらく2対4発)のFAB-100爆弾と、より大きいFAB-500爆弾を1対(おそらく2発)使用する。FAB爆弾は爆発性が高い弾頭を持ち、名前の数字は爆弾の重量をキログラムで表している。
レッスンはアクティブポーズで始まる。
まず、空対地モードを選択するため、7キーを押す。
HUDから航行情報が消えて爆撃用の表示に切り替わる。
Dキーを押して武器を切り換える。
計器盤の中央下の兵装パネルに武器の状態が表示される。いちばん上が飛行機の翼を模した図形になっている。その下の黄色いランプは兵装ステーションを示し、武器が搭載されていれば点灯する。そのさらに下の緑のランプは現在選択されている武器を示している。
兵装パネルの右上の「Б」は、現在選択されている武器が爆弾であることを示している。この 「Б」 はHUDの右下にも表示されている。
Dキーをさらに押すと緑色のランプ表示が変わる。
左Ctrl+スペースキーを押すと、トリガーを引いたときに投下される爆弾の個数を変更できる。押すたびに、計器盤左下の兵装制御パネルの右側のつまみがПО 1 – ПО 2 – ПО 4 – ВСЕと切り替わる。それぞれ爆弾を1個、2個、4個、全部、投下する。教官の指示に従い 左Ctrl+スペースキーを一回押すと、トリガーを一度引くと爆弾が2個投下される設定になる。
Vキーで投下間隔を設定できる。押すたびに、兵装パネルの左側のつまみがЗАЛП – 0.1 – 0.2 – 0.3 – 0.4 – СЕРИЯ КМГУ-МБДと切り替わる。 ЗАЛП では投下する爆弾が一度に投下され、0.1~0.4はそれぞれ0.1秒~0.4秒の間隔で投下される。 СЕРИЯ КМГУ-МБД は特殊なモードで取説参照。
教官の指示に従いVキーを一回押すと、投下間隔は0.1秒に設定される。一度のトリガーで2個投下するので、初弾を投下した0.1秒後に二弾目を投下することになる。
以上が爆弾投下の基本的な設定となる。次に、CCIPモードで爆弾を目標に投下する方法を学ぶ。
飛行訓練で学んだとおり、前方にある枠を通って飛行する。
スペースキーでポーズを解除する。
空対地モードになっていなかったら7キーで空対地モードにする。
中央に照星の点がついた円がHUDに表示される(もっと拡大しないと照星は見えづらい)。これが爆撃照準で、爆撃の狙いを定めるのに使う。正しい爆弾投下状態(HUD上に投下可能指示が表示されている状態)であれば、投下した爆弾は爆撃照準が示す場所に着弾する。
HUDの左端には射程目盛りと、現在の距離を示す矢印が表示される。
HUDの左下には「ОПТ ЗЕМЛЯ」と表示され、目視爆撃モードであることを示している。
右下の「 Б 」は、現在爆弾が選択されていることを示す。
前方下方に赤いスモークを焚いた爆撃目標の車両群がある(画像では飛行機の下に隠れて見えない)。ここに狙いを定める。
次の枠を過ぎたら、すぐに目標に向けて急降下する。
HUD右端のピッチ目盛りで50~60度の角度で急降下する。赤いスモークを焚いている目標に爆撃照準が合うように飛行機を操縦する。
スロットルを絞りBキーで空力ブレーキを展開して対気速度を制御する。
爆撃照準を目標にあわせる。爆撃照準上部から直線が表示され、「ПР」がHUD下部に表示されたら、スペースキーを押して爆弾を投下する(2つ下の画像参照、ただしこの画像では投下は可能だがまだ照準があっていない)。
教官の説明にはないが、爆弾を投下したら直ちに機首を起こして空力ブレーキを収納しスロットルを全開にする。
爆弾が命中すると右下に与ダメが表示される。画像の状況だと、初弾が一台目に直撃または至近に着弾して破壊、二台目に53%のダメージを与えた後、二発目が二台目を完全に破壊、といったところだろうか。ブリーフィングのKNOWN THREATSではM939トラックと表示されていたが、ここではM818トラクタートラックになっている。
当初の目標の車両二台をすべて撃破すると、緑のスモークで追加目標が出現する。それを狙って爆撃を続行するか、またはESCでレッスンを終了する。
軍用機だから旋回時は垂直までバンクしてエレベーターを上げて急速旋回、ラダーで機首の上下調整、などするのだが、ちょっとミスると失速して回復不能のスピンに陥り墜落してしまう。
デブリーフィング。10回かそこら失敗した末にようやく成功できた。